【看護師監修】赤ちゃんの粉ミルクを作る際の注意点について
1日に何回も作る粉ミルクを面倒に感じ、まとめて作り置きをしたいと思う方も多いでしょう。この記事では、粉ミルクを作る際の注意点について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
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- 氏名:繁 和泉(しげ いずみ)
- 経歴:保有資格 看護師、予防医学士
- 病院・クリニックにて外科・小児科を中心とした臨床経験を積んだのち、予防医学士の資格を取得。現在は、医療の現場で得た知見をもとに、妊娠・出産・育児に関するコラム執筆や健康啓発活動をおこなう医療ライターとして活動中。二児の母としての経験も活かしながら、日々、赤ちゃんとご家族の健やかな生活を支える情報発信に取り組んでいます。
赤ちゃんの粉ミルクは作り置きできる?
結論から言うと、赤ちゃんの粉ミルクは作り置きせず、毎回必要な分だけを作ることが推奨されています。
厚生労働省が発表している「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、調乳後2時間以内に飲ませなかった粉ミルクは廃棄するよう明記されています。この2時間ルールが安全性確保のための基準であることを念頭に置き、毎回新鮮なミルクを調乳することをおすすめします。
粉ミルクの作り方などについては以下の記事も参考にしてください。
関連記事:ほほえみクラブ 粉ミルクについて
参照:厚生労働省/乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン P10
飲み残しの粉ミルクは捨てる
一度赤ちゃんが口をつけたミルクは、唾液を通じて雑菌が入り込んでいる可能性があります。調乳したミルクの飲み残しは再度保存したり使い回したりせず、必ず捨てましょう。衛生面を考慮すると、少量しか飲まなかった場合でも使い回しは避けるのが原則です。
粉ミルクを作り置きした際のリスク
粉ミルクを作り置きしてしまうと、病原菌や雑菌が繁殖してしまい、赤ちゃんの体に悪影響を及ぼすリスクがあります。ここでは、粉ミルクを作り置きした際に考えられる主なリスクを具体的に紹介します。
病原菌・雑菌が繁殖するリスクがある
調乳した粉ミルクは人肌ほどの温かさで栄養価が高く、雑菌や病原菌にとって非常に繁殖しやすい環境です。室温に放置されたミルクは、時間が経つにつれて微生物が増殖しやすくなります。
さらに、赤ちゃんが一度口をつけた哺乳瓶には、唾液を通じて口内の菌が混入し、ミルクのなかで雑菌が増殖することもあります。哺乳瓶や周囲の環境に付着したわずかな菌、あるいは調乳前の手洗い不足なども、菌を増殖させるきっかけになります。
このように、調乳されたミルク自体が病原菌・雑菌の温床となるだけでなく、哺乳瓶や調乳器具、調乳をおこなう環境においても、わずかな菌の付着や衛生管理の不備により病原菌・雑菌が増殖するリスクが常に存在しています。
食中毒になるリスクがある
調乳後の粉ミルクを長時間放置すると、雑菌や病原菌が増殖します。雑菌が繁殖した粉ミルクを摂取することで食中毒を引き起こす可能性があります。食中毒を起こした場合の主な症状としては、下痢・嘔吐・発熱などがあげられます。
なぜ赤ちゃんがこうした症状になりやすいかというと、赤ちゃんは免疫系や消化器系が未発達で、細菌への抵抗力が弱いからです。そのため、大人では問題にならないレベルの菌でも影響を受けやすい特徴があります。特に微生物が増殖したミルクを飲んでしまうと、赤ちゃんの胃腸に負担がかかりやすく、体調不良につながり、食中毒になる場合もあるのです。
素早く粉ミルクを作るコツ
赤ちゃんが泣いているときや、夜間の授乳ではできるだけ早く粉ミルクを用意したいものです。ここでは、毎回の調乳を効率よくおこなうための工夫を紹介します。
事前にお湯を沸かしておく
あらかじめお湯を沸かして保温ポットなどに保存しておくと、必要なときにすぐ調乳できます。ただし、保温時間が長くなると温度が下がるため、使用時には70度以上か確認しましょう。また、保温ポットの内部も定期的な洗浄が必要です。
急いでいるときのために液体ミルクも活用する
忙しい時間帯や外出先など、どうしても粉ミルクの調乳が難しいときには、液体ミルクを活用するのも一つの手段です。「明治ほほえみ らくらくミルク」は、哺乳瓶に移すだけでそのまま赤ちゃんに与えられるため、調乳する必要がありません。
「らくらくミルク」は常温保存ができるうえ、母乳の成分に近い設計となっています。保存料や香料は使用されておらず、生まれたばかりの赤ちゃんにも安心して使える仕様です。
また、スチール缶に入った密封タイプで衛生的に保管されており、非常時の備えや災害時の授乳用としても注目されています。外出先や夜間の授乳時にも、哺乳瓶に注ぐだけで済むので、パパや祖父母でも簡単に対応できる点も大きなメリットです。
「できるだけ粉ミルクを毎回調乳する」という基本姿勢を持ちつつも、いざというときに安心して使える液体ミルクを常備しておくことで、育児の負担を減らすことができます。
粉ミルクは作り置きせず、毎回作ろう
赤ちゃんの健康を守るためには、粉ミルクは、毎回新しく作ることが基本です。手間を省く目的で安易に作り置きすることはリスクをともないます。
ただし、忙しい毎日のなかで「毎回必ず調乳すること」が難しい場合もあるでしょう。そのような場合にミルク作りを効率よくおこなう工夫を取り入れながら、赤ちゃんの安全を第一に考えた授乳を心がけることが大切です。
「明治ほほえみ」は、母乳の栄養を徹底的に研究して開発されたミルクで、使いやすさにも配慮した豊富なラインナップをご用意しています。粉ミルクだけでなく、液体タイプの「らくらくミルク」や計量不要の「らくらくキューブ」など、忙しい育児をサポートする製品が揃っています。
育児期間を少しでも快適に、そして赤ちゃんのすこやかな成長を支えるために、「明治ほほえみ」をぜひご活用ください。
毎日の育児という大切な時間のなかで、少しでも心の負担を軽くし、笑顔あふれる子育てを送っていただけるよう、がんばるママ・パパを応援しています。
